前回で基準となる根太が設置できました。
そしたらその根太を基準に一辺ずつ根太を足し繋げていけば大枠が完成してしまいます。
ポイントは直角と水平を出すことですが慎重にやれば難しいことはなにもない。早速進めていきましょう!
前回の記事
大枠→大引き→基礎完了
大枠を一本ずつ繋げていく
まずは水平を出す
水平出すのに必死すぎですねw
でも超大事なので必ず水平にします。床板は根太にビス止めしますので、最終的にデッキに床面の出来上がりに左右します。
この時は知り得もしなかった道具なのですが、高さが自由に調節できる金属製の束柱があるらしいですw
調節用に1つあればかなり楽にるはずです。知っていれば絶対に一つは買っていましたねw
でも創意工夫でなんとかするのも楽しいし。(強がり)
その金属製の束柱でもいいし、私のようにくさびをフル活用して水平を出してもよし。
とにかく、基準とする根太に対して水平と直角を出したら1x材や2 x材など、クランプで止めておける適当な材を地面に打ち込んで仮止めしておきます。または、仮止め用に束石と束柱の1セットを用意しておいてもいいです。直角の出し方は次の見出しで。
直角の出し方
水平を維持したまま束石・束柱を設置していきますが、ここで直角を意識します。
材が反っていようが無理やりにでも直角にします。
直角の出し方はいろいろありますが、ここでは簡単にできる3・4・5のピタゴラスの定理を利用した直角の出し方が簡単でいいです。
3の倍数、4の倍数の数値を根太の中心に墨付けし、その墨同士を点で結んだ数値が5の倍数になるようにします。あまり小さい三角形だと直角が正確にならないので900、1200、1500mmで出すといいですね。
上記の方法で順に外側の根太を組んでいき、大枠を先に完成させてしまいます。
維持が狂わないか心配なようなら、途中で何か所か束石と束柱を設置しても大丈夫です。
母屋側の基準になっている根太に対して水平を維持しているので(ようは、床板分の厚さは既に引いてあるということ)根太から束石までの長さを計り10mm引けば各束柱の長さは出せます。
束柱を設置する際、束柱に水平器を左右から当てて垂直も意識してください。
私も1日ではどうにもならないため次の日に持ち越します。
時間はいくらかかっても構わないので正確に作業を進めてください。
我が家のデッキは単純な四角形ではないため、画像のように大枠を2つに分割して作業していますが、単純な四角形であれば気にせず大枠からの作業で問題ありません。
大枠が出来上がってくると想像していたウッドデッキがかなりイメージしやすくなってきましたね!
重要な余談
ここからは余談になりますが、ウッドデッキDIYをしている上で絶対ないということも有り得なく、むしろあってもおかしくないような事例たったので挙げておきます。
最後の大枠に差し掛かりコーナーに束石を設置しようとした時
地下に埋まる雨どいが現れましたw
もっと深く埋まってるもんだと思ったんですが意外にも浅かったw
絶対に割れるので、雨どいの上に砕石を敷いて転圧は避けるべきです。
となると、デッキの規模を縮小するなりして雨どいを回避するか、スペーサーとして適当な端材を噛ませるかしかありません。
規模縮小はいろいろとめんどくさし、見栄えも悪くなりそうなのでもちろん私は後者を選択w
中心とかずれてるし不細工ですが見えないところなのでこれでよし!w
と、こうならないために雨どいが近くにある場合は注意が必要である。
先に言っとけばよかったw
さて、大枠が出来上がったらコーナー部分の束柱を設置します。
内側の根太を組む
大枠が完成したら内側の根太を組んでいきます。
大枠が設計図通りの長さであり、かつ水平直角が正確に取れていていれば内側の根太は設計図通りにカットしてしまっていいはずなのです。
真っ直ぐな木材で基礎を作っていれば本当に設計図通りカットしてしまっても問題ないというわけですね!
だが相手は天然木なので、念のため都度採寸しながら木材をカットしていいましょう。
ここまでの工程がしっかりできていれば多少の誤差(10mm以内)はあれど大きく数値が合わないということはないはず。
まずないと思いますが、万が一大きく合わない場合は大枠の寸法そのものがどこかで大幅に狂っているか、設計の段階で計算を間違えている可能性が考えられます。
多少の誤差であれば現物合わせでカットすれば作業の続行は問題は全くありません。
大きくずれてしまっている場合ももはや現物合わせで作っていくしかない。
注文した材で足りるのかなど考えつつ判断します。
大引きを通す
大枠の根太と内側の根太というか全ての根太を補強する為に大引きを通します。
大引きは根太との干渉なくては支えになりません。が、私はアウトレットにしたためここでも苦戦を強いられましたw
根太の水平が取れているのにもかかわらず、内側2本の根太と大引きが全く干渉しないのであるw
5mm程度の隙間ができてしまいます。いろいろ考えた結果、ビスの斜め打ちで無理やり干渉させることにしました。
最後に全ての束石と束柱を設置していく
大引きを通してあるので根太と交わっている箇所は直角になっているはずです。
掘りづらいかも知れませんが、直角に合わせて、水平・垂直も出るように設置していきます。ここまで来ると早く床板を張りたくなるが焦ってはいけません。
何度でも言いますが水平垂直は超大事です。時間をかけてでも正確に作業してください。
さあなんだかんだで私も最後の束柱に差し掛かりました。
長かったw
ウッドデッキDIYで一番地味で根気のいる作業、束石と束柱の設置本当にお疲れさまでした!
過酷な作業はこれで終了ですw
次回は床板を張って完結させます。
では!
次回記事
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