自転車が心地よい季節になってきたので、冬の間ずっと雨ざらしで放置していたランドナーを整備します。そもそもランドナーとかスポルティーフってみなさんご存知ですか?実は私もよくわかっていないのだが簡単に言うと
旅する自転車
だそうであるw
ランドナーの語源はフランス語のランドネから来ています。ランドネの意味は「小旅行」ですね!
元々はブルべという長距離レース用にフランスで作られました。
やがて日本に伝わり日本の風土に合わせて改良が施され、長距離を快適に走れるように設計されたのが現在の日本製のランドナーやスポルティーフです。が、今では下火です><
おそらく全盛期は団塊世代の方達の若いころ。年配の方に「珍しいなあ」なんてよく声を掛けられます。
丸石サイクルエンペラーシリーズ
丸石サイクルです。みんな大好きMADE IN JAPAN。
1973年から生産されている息の長い名車なのでもあります。私より5歳も年上。
ツーリングマスターとコンダクター
エンペラーにはツーリングマスターとツーリングコンダクターがあり、ツーリングマスターは650Aタイヤを採用する正統派ランドナーであるのに対し、ツーリングコンダクターは700cのタイヤを採用している。ようは、タイヤの外径サイズと太さの違いだけと認識してます。
なので、正確に言えばツーリングコンダクターはランドナーとスポルティーフの中間という位置づけになるみたいです。(メーカーがランドナースポルティーフと言っています。)
4年ぐらい前に購入したんですが、どっちにしようか迷いました。
ツーリングマスターの650Aタイヤは、砕いて言えばママチャリの26インチタイヤなので、もし旅先でタイヤがイカれてもほとんどの自転車屋で対処できる。
また、幅も38mmあるので悪路に強い。いろいろと魅力である。
一方のツーリングコンダクターも今ではメジャーな700cタイヤが採用されている。ロードバイクなんかは一般的にこのサイズですね。インチにして約27インチ。
とはいえ、町の自転車屋に700cのタイヤはあんまりっていうか普通置いてなさそう。うーん、それはそれで心配。
いやいや、そんなに遠くまで行かないからw
日本一周とかするなら話は別ですけどね。たまに片道100km程度なら走りますが私にはそれが限界。
というわけで紺色が欲しかったのもあってツーリングコンダクターにしました。
ランドナーやスポルティーフの特徴
ロードバイクと似てますが中身や目的が全然違います。
ロードバイクは荷物を積載することや悪路走行には向きません。F1カーのように速さを追求して作られていますのでめちゃくちゃ軽いです。フレームからパーツまで軽い。
一方ランドナーやスポルティーフは泥除けが付いていたり、フレームもクロモリという鉄フレームで出来ているのでかなり重いです。
- タイヤが太い。
- クロモリフレームは剛性が高いので破損しにくい
- また、重い荷物を積載することが出来る。
- カンチブレーキ採用なのでキャリア取付も簡単。
- 輪行を考え、コンパクトに分解しやすいようになっている。
- シフトレバーはかっこいいダブルレバーである。
と、これらが大体の特徴となります。
詳しくはこちらも参照してください。
ツーリングコンダクターの整備
それでは約半年放置していたツーリングコンダクターを整備していきます。
チェーンの錆がひどく土汚れも半端ない。蜘蛛の巣もいっぱいだw
まずは掃除からしていきます。
タイヤを外して清掃
タイヤを外します。ワンタッチで着脱可能。
ここまで汚れているので
もう丸洗いしてしまう。
空拭きして乾燥させます。
続いてフロントバック。オーストリッチのF-106です。原色の色が分からないほど色褪せてしまっている。帆布製だが経年変化というよりは経年劣化ですね。
本来はこんな色><
OSTRICH(オーストリッチ) フロントバッグ [F-106] フロントバッグ グリーン
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こいつも丸洗いしちゃいます。
チェーンを清掃
タイヤを装着してパーツクリーナーでチェーンを清掃したら、ドライタイプのワックスをチェーンに差していきます。ドライタイプはチェーンがベタベタにならないのでおすすめ。だが耐久性はあまりない。
空気を入れる
大変な事態が起こりました。バルブの先が折れましたwこれはもうチューブを変えるしかありません。
新品をいつも積んでるんでそれに変えてしまいます。ちなみにタイヤ交換やチューブ交換は脱着も含めて3分でできます。
これでよし!good
完了です。
このあと近所のサイクリングコースを18kmほど乗ってきましたが、やっぱり自転車は気持ちいいですね!
これも息子に譲れるよう大事にしていきたいと思う。(ほんとかよ?w)
追加したパーツ
ステム変更
サドル高やステムを、いくら調整してもポジションが体に合わなく常に肩こりとの闘いでした。
そこで
- ステムを10cmから5cmに変更
- ステム位置を高くした
- ハンドルは逆に下げた
これだけで嘘のように肩こりが緩和され長距離が走れるようになりました。
ポジションで悩まれている方は参考に。
バーテープは握り心地のよいスポンジタイプです。
フロントバッグ
オーストリッチのF106フロントバッグをつけるためにNITTOのM12キャリアを付けました。これがないとバッグが宙ぶらりんになって安定しません。
バーみたいなのは小さめのフロントバッグをつけるときに使用するバッグサポーターです。
これですね。
リアキャリアはNITTOのキャンピー。パニアバッグではなくバックパックを括り付けて使用しています。
ツーリングコンダクターの写真
帝釈天まではちょうどいい距離なのでよく行きます
印旛沼サイクリングロードにて
まだ何枚もありますが重くなりそうなのでこれぐらいにしときます。
おわりに
やっぱりアウトドアマンにはロードバイクよりランドナーの方が似合う気がしますね!
野営道具一式積んで日本中を旅したりとかロマンですw大学の頃なんかいくらでも時間があったのに私はなぜあんな無駄な時間を・・。今となっては老後にやるしかありませんw
自転車は健康にいいです。足腰が弱っていても乗れますしダイエットにも最適です!
運動不足解消のためにもいかがでしょうか?w
それではまた!
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