木材が届いたらあとはもう完成に向かってひたすら作業に没頭するのみ!40時間後にはあなたのお家にウッドデッキがドーンと設置されているはずw
楽しみですね!
早速進めていきましょう。
木材が到着したら必ずやること~基準の根太設置まで
木材到着からの流れ
4t車で配送されてきました。運転手さん一人しかいない場合は是非手伝ってあげてくださいw
というか、待ちわびているものほど夕方に届くってなんなんでしょうかwもはや何かとの因果関係があるとしか思えない。
降ろす時点でブルーシートに載せる
傷や汚れを防ぐのはもちろんのこと、夜間は夜露対策で被せておきます。
降ろす際サイズごとに降ろせるとめちゃくちゃ楽になるので、手伝うついでにわがままを言ってみるのもアリですw
サイズごとに分けながら必ず照らし合わせを行う(超大事)
さきほども言いましたが降ろしながらやるのが望ましいです。しかし、それが叶わなかったこと前提として話します。
降ろしたらまずサイズごとに分ける。
その時、注文メールと届いた木材を照らし合わせながらやること。
必ず行ってください。
数が多いので発送ミスがあるかも知れません。私は今まで2度ありました。
長い木材へとミスしてくれる分には構わないが(むしろありがたいw)短い木材にミスされると作業が足止めされます。気づくのが早ければ早いほうがいいので真っ先にやるということです。
サイズごとに分けるのはもう一つ理由があって、作業中の木材の選択ミスを防ぐためでもあります。
使用別に選定する
サイズごとに分けたら次は床板、基礎とで使用する木材を目視で選定します。
暴れ(反りやゆがみ)が少ないものほど基礎に使用し、反っている物は床板で使用します。
多少の反りであれば床板を張る時に調整できる為です。
防腐処理をする
無事に仕分けまで完了したら基礎で使用する木材から防腐剤を塗っていきます。三度塗りを推奨しますが、最低でも二度塗りしてください。(ソフトウッドの場合)
屋外で乾かす場合は、夜間にさしかかると夜露等で濡れてしまうので陽が高いうちに行いましょう。
カットする前の木口(カットした面)は塗らなくもいいです。届いたままの木口は適当なので使用する際は1cmなりカットしてから使用する為です。
設計図どおりに木材をカットしてから塗ると木口も同時に塗れるというメリットがあるが、カットミスをしていると詰む場合がある。
もう一つ、木材を組みながら都度カットしては塗るという選択肢も浮かびますが、防腐剤の乾く時間があるのでやはり現実的ではありません。
なのでカットする前に全部塗ってしまい、木口はカットする度に塗るようにします。
木口は水分を吸収しやすい箇所なのでたっぷりステインを染み込ませておくこと。
木材への塗装は薄く塗ることを心掛けますが薄すぎてもダメです。適度な薄さで塗ると色むらも少なくなり、夏場であれば2時間程度で乾きます。
何度も言いますがめんどくさがらずに基礎部はそれを三度(最低でも二度)繰り返します。
このように材の上に渡して乾燥させる。
束石の設置
基準点を決める
まず基準にする起点を決めます。
私は床板を「掃き出し窓の水きり」とピッタリ干渉するようにしたので母屋の基礎を基準に束石を設置し、そこを基点として作業を進めました。
母屋の基礎や掃き出し窓は必ず水平になっているので起点にするにはおすすめです。
まさか、「え?うち水平じゃないんだけど?」なんて方いませんよね??
このように掃きだし窓の水切りとピッタリ干渉させた。
リビングと直結させているとリビングが広くなったような気になれます。
起点の束石設置
いよいよ、差金、水平器、設計図を使用しての作業に入っていきます。
2人以上で設置したり、一人でもハルク並みのパワーを誇っているなら先に大枠を組んでから進める等のやり方もありますが、
便宜上、完全ソロ作業前提で進めていきます。
- 母屋の基礎から束石までの距離は差金を使って正確に出すこと。基礎に差金をぴったりと当てて直角を利用して距離を出します。
- 水平出しは小さい水平器を寝かせて使い、全ての窓の水平を確認しながら出すこと。
ここが狂うと全てが狂うので妥協しては絶対ダメです。時間をかけてでも母屋からの距離と束石は必ず水平にしてください。
束石設置のコツ
穴を大きめに掘ると作業がしやすくなります。穴が小さすぎると束石の身動きが取れず、距離の微調整が出来なくなる。また水平を出すのにも苦労します。
床板の水平は束柱の長さで調整するので束石を埋める深さはアバウトでOK。
つまり束石ごとに束柱の長さが違うということになります。
ただし、あまりにも浅いと束柱が動いてしまうので動かない程度は埋めてください。
モルタルを使用しない場合は砕石を10cm~15cmほど敷いて転圧します。
転圧
転圧は非常に大事な工程です。転圧が甘いとウッドデッキが沈みます。
特に柔らかい土でモルタルを使用しない場合はこれでもかというくらい転圧してください。市販のタンパーなどだと大きくて穴に入らないので下図のような物を自作するといいです。
基準の束石に、束柱と根太をビス止めする
束柱の長さを測る
束石から吐き出し窓までの長さをまず測り、その長さから床板分の厚さ38mm+10mmの48mmを引いた数値が束柱の長さとなる。
根太は設計図通りにカットしてOK。この根太を基準に大枠を組み上げていきます。
束石と束柱を仮止めする
根太と束柱をビス止めするには母屋の基礎があるため物理的に不可能なので
- 一度束石と束柱を仮止めして根太の水平を出す。
- Fクランプで根太と束柱も仮止めする。
- この時、2x材を根太の上に渡してみて水切りと干渉しないかチェックする。
仮止めから本締めへ
干渉してないかチェックが済んだら
- 束柱と根太のFクランプはそのまま(水平維持したまま)に束柱ごと束石から外す。
- 母屋の基礎側になる方(裏)から根太を束柱に75mmコーススレッド止める。
- また束石に戻し最後に束柱と束石に38mmコーススレッドで本締めして基準の根太設置がは完了となる。
文字で伝えるのってむずかしいですねw
出来るだけ分かりやすく書いてるつもりなんですが、なんか小難しくなってるような気がしてやみません。
分かりづらかったら遠慮なく問い合わせフォームでもいいのでドンと聞いてください。
私の場合両サイドはロングポストにしたのでここからまためんどくさい別の工程になりますがここでは割愛します。
ロングポストは後からでも金具を使って任意の場所に設置することが出来ます。
ここまででどうでしたか?
上記の工程が順調にいっていればこうなっているはずです。
余談ですが、一番右の束石やけに飛び出てますねw
ここ、掘ったら岩のようなコンクリのガラが出てきたので仕方なく岩の上に束石を設置しました。
もちろん砕石を敷いて水平は出しているがかなり浅いです。
次回から、今回設置した根太を基準にして大枠を先に組み、基礎まで仕上げちゃいます。
お疲れさまでした!
では!
次回記事
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