うちラボ

必見 ウッドデッキの清掃とメンテナンスの仕方

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ウッドデッキのメンテナンス忘れていませんか?または怠ってませんか?

ソフトウッド製ウッドデッキはメンテナンスが欠かせませんよね。

DIYされた方は愛着もあるでしょうから、その後のメンテナンスもしっかりされていると思います。

が、

業者に依頼して設置した方はどうでしょう?最低でも3か月に一度は点検してますか?

住宅街を歩いていると今にも朽ち果てそうなウッドデッキを見かけますが、そのほとんどが業者が設置したウッドデッキだと思われます。

なんとなく見るとわかるんですよね。

 

そんなわけで今回はウッドデッキの寿命を少しでも伸ばすために大事なメンテナンスをしていきましょう。

 

 

ウッドデッキのメンテナンス

ひとえにメンテナンスと言ってもいろいろな意味合いがありますが、どれもが結果的にウッドデッキの寿命を延ばすことに繋がります。もう一つ、強いてあげるなら怪我防止のために行う場合もあります。

頻度としては、3か月に一度(季節の変わり目に)は点検して水で丸洗いするだけでも全然違います。

主に点検する項目は

  • 大きなひび割れは起きていないか?
  • カビや苔などが生えたりしていないか?
  • すでに腐りそうな気配な箇所はないか?
  • 虫に食われてる形跡はないか?
  • ビスの頭が浮いてきてないか?
  • 床面に怪我しそうなささくれはないか?

などです。上記の項目は早期発見が大事ですので3か月に一度はウッドデッキ全体をチェックしてみましょう。

そして1年に1回はステインを上塗りします。

そうです。ソフトウッドははっきり言って手間がかかります。

なので以前の記事でもハードウッドを強くおすすめしたわけです。

この記事の考察という見出しですね。

考察の見出しへ直リンク

 

 とはいえ、私のようにすでにソフトウッドで設置された方は大事にメンテナンスして少しでも寿命を延ばしていくしかありません。

寿命を延ばすためにあれこれやって長く付き合っていきましょうね!さすればもっと愛情が沸くこと請け合いですよ。

 

作業開始

天気予報を見ると、ここ5日間ぐらいは雨の予報はない。そして風もない。

完璧な気候条件なのを確認して作業に入っていきます。

 

清掃

清掃はウッドデッキの見た目を綺麗にする以外にもっと重要な意味があります。

それは砂ぼこりを落とすということ。

ウッドデッキに砂埃が付着すると砂埃が水分を蓄えます。砂や土の吸水力は半端じゃありません。そんな水分を蓄えた土埃や砂埃がずっとウッドデッキにへばりついている状態だとその部分だけ乾燥せず当然腐りやすくなりますよね?

砂や土に限らず、苔や葉っぱなどでも同じことが言えます。

なので理想は常に清潔にしておくこと。ウッドデッキに出たついでにササっとほうきで掃く習慣なんかをつけるとよさそうです。

 

なにはともあれ、まずは掃き掃除から行っていきます。

ウッドデッキの清掃

床板の間もできる限り清掃する。ひびの中も気持ち程度掃きます。

 

水洗い

掃き掃除だけでもだいぶ砂や土が落ちましたが今回は念入りにメンテナンスしていくので水洗いも行います。

日差しが強いのでウッドデッキがすぐ乾いてしまう。そんな時は部分分けして水を掛けながらデッキブラシで軽くこすっていきます。

ウッドデッキ清掃
掃き掃除だけでは落ちない汚れをデッキブラシによって落とす。

 

ヒビの中も清掃する

天然木は、「濡れる、乾く」の繰り返しで伸縮も繰り返しています。その結果、反ったりヒビ割れなどの現象が起きます。

浅いヒビであれば清掃してステインをたっぷり染み込ませれば大丈夫ですが問題は深いヒビ。

深いヒビは、砂ぼこりが溜まりやすい上に一度入ると出てこないという厄介極まりない存在です。

そこで高圧洗浄機など水圧を利用して深いヒビの中の砂や土を取り除きます。

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かなり深いヒビだが、高圧洗浄機の電源はオフにしたままでも十分綺麗にすることが出来る。細い水圧が必要なので高圧洗浄機を使用しています。

 

中央の床板に砂や土があるのがわかります?これが一つのヒビに貯まってた埃です。

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根太も清掃する

ヒビの清掃も大事ですがもう一つ大事なのが根太です。日当たりが悪いので当然腐りやすさは床板以上。水圧で綺麗にしていきます。

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手間だが全ての根太を高圧洗浄機で清掃する。

 

最後に高水圧でデッキ全体を清掃

上から行います。パーゴラはほとんど汚れていないので高圧洗浄機のみで。

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床板の汚れも綺麗に洗い流したら乾くまで放置します。

 

気になった箇所をチェック

今回の清掃で気になった箇所を挙げてみます。

 

ビスの浮き

結構な数を確認しましたがこれは締め直せばOKです。

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節の出っ張り

おそらくこれは生節と呼ばれる方の節。やはり伸縮の繰り返しによって出っ張ってきます。

我が家は裸足でウッドデッキに出ることが多いのでこれは怪我防止のために処理しておきましょう。

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ランダムサンダーで瞬殺

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剥がれそうな箇所

やばそうな箇所を発見。これは腐りやすそうです。

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ここもランダムサンダーで根こそぎ削り取ってしまいます。おかげでこの部分だけ床板が2mmぐらい凹みました。あとでなんとかしましょう。

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深いヒビ

サンダーをかけてみたがかなり深そうなので方法を変えます。

ウッドデッキ ヒビ割れの補修

 

高圧洗浄機でも清掃したが、おそらく乾いてなさそうなのでエアダスターで汚れを吹き飛ばしながら強制乾燥します。絶対半乾きでしょうけど。

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続いてエアゾールも注入するがこれを使ってみる。

初めて見たのでつい買っちまった、その名も木を守る木材防腐剤「九三七一くさんない」であるw

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防カビ効果もありますね。これをヒビの中に注入して防腐処理します。

 

大嫌いなマスキングをして

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もくもく補修材でヒビを塞いでしまいます。九三七一といいもくもくといいネーミングセンスがなんとも言えねえ。

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これでよし

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うちラボ実験としてマスキング無しではどうなるのか(←めんどくさいから)

さきほどのヒビと同じ工程をしたのちマスキング無しでコーキング

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ヒビがふさがればいいので完璧。

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これで気になる箇所のメンテナンスは終了。完璧!(ほんとかよ?)

 

ステインが塗れない箇所の防腐処理

デッキを1日以上乾かします。昨日今日ぐらいの気温(25度前後)なら1日でいいでしょう。

乾燥させたらステインの塗り重ねが出来ない箇所を防腐処理していきます。

 

柱と床板の隙間

こういった箇所大事ですね。シューっと差し込みます。

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床板間の根太

高圧洗浄機で清掃しましたがそれだけでは不安なのでここもエアゾールをシューっとたっぷり仕込んでおきます。

手間だが全ての箇所に施します。

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束柱の底面

底面全ては防腐処理できないのでせめてぐるりと一周吹きかけておきます。

多少なりともシロアリ対策にはなるはずだ。

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これで床板から上のメンテナンスは終わりです。続いて基礎のメンテナンスに移っていこうと思ったんですが、

削ったり修正したり高圧洗浄機で塗装を剥がしてしまったりと見た目がひどい状態になりましたので急遽ステインを塗ることにします><

 

ご覧のあり様。これはちょっといただけませんね。

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めんどくさいマスキングもほどほどにしておいてマッハで薄く塗ってしまいましょう。

というのも来月には全て上塗りをする予定だからです。

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まずは刷毛で床板の間を塗りこんでから

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真ん中に塗り広げていくイメージ。

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おしまい!

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ちなみ2mmほど削り取った床板のここ

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もくもく補修材で水平に修正しました。完璧!

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おわりに

めんどくさがり屋の私が「ここまでやった」ということでメンテナンスの重要性が少なからず伝わったんじゃないでしょうか?w

正直言うと、作り直す方が手間なので1年でも長く持たせたいからなのであるw

でも自分でDIYして日ごろから活用しているウッドデッキなので長生きさせてあげたいんですよね。

まだ2年足らずですがすでに思い出もいっぱいなんで、ろくに手入れもせず腐らせてしまったという事態だけは避けたいなと。

私のウッドデッキじゃなくても、朽ち果てる寸前のウッドデッキを見かけると心苦しくなります。

朽ち果てるまでとはいかなくても、ろくに手入れもしてなさそうなウッドデッキを見かけるとインターホンを押して「手入れした方がいいですよ?」と声を掛けたくなるほどですw

余計なお世話ということもあるのでそれはしませんけどね!

 

日々のチェックが重要です。そして気づいたらメンテナンスしてあげましょう!

というわけで

愛着を持っていたり、少しでも長持ちさせたい方はメンテナンスは怠らずにやってあげてくださいね!

 

では!

 

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