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ストームクッカーが万能すぎる クッカーで迷ったらこれがおすすめ

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Trangia ストームクッカー 

ブッシュクラフターならみんな大好き北欧ブランド。ご他聞にもれずトランギアもMade in Swedenです。

 

キャンプ場でもない限り、焚き火が出来る環境(直火、焚き火台等を使うなど問わず)なんてそうそうないですよね。

法律云々を言い出すとなんだかややこしそうなので下記リンクを見て下さい。法律の見出しに直接飛びます。

焚き火 - Wikipedia

 

とにかく日本では焚き火をすることは容易ではない。

もっと言うなら、火気を扱うことですら容易ではないということだ。庭で火をあつかうことだって厳密に言えば許されていないということになる。

これにはせっかく海外から渡ってきたネイチャーストーブもさぞ嘆いているに違いありません!w

 

でも安易に容認しちゃえばそこらじゅうで火災が発生する可能性もあるから仕方がない。

そもそもこんなことを言ってしまえば元も子もないんだけど、現代社会では屋外で火気を扱う必要なんて非常時や娯楽を除けばほとんどない。

だから僕ら現代人は火の扱い方もまともに知らない。なので当たり前のように容認するわけにはいかないのかも知れない。

 

前置きで厳密な法にまで触れてしまったせいで今後の記事が非常に書きづらくなってしまった感がありますが(笑)

 

いや、あくまで厳密にだし。

そこは大人のモラルを持って線引きして楽しんでいくとしましょう。

 

 

トランギア ストームクッカーをすすめる理由

Trangia(トランギア)とは

 公式HP

トランギア-Top

トランギアの代名詞的なものといったらアルスト(アルコールストーブ)だろう。真鍮のアルストは世界中で親しまれているので一度は目にしたことがあるかも知れない。

 

さていつもの歴史から見ていくと

 Historyブランドヒストリー

1925年、トランギア社はJohn E.Jonssonによって創設されました。若い頃から優れた技術と先鋭的なデザイン力を持ったJohnは、農業に従事することから離れ、会社を興します。これが、耐風性に優れたストーブを何世代にもわたり作り続けるトランギア社の始まりでした。当初は家庭用のクックウエアを生産していましたが、1930年代になると労働者の休日が増え始め、余暇を過ごすためのキャンピングギアへの需要が高まります。これを契機にキャンプ料理のための製品開発へと主軸を移すことを決ます。

 創業93年。買収とかされずにあと7年頑張ってスウェーデンでの100年企業を目指していただきたい。

 

ストームクッカー

ストームクッカーS・ウルトラライト

TR-27-3UL¥10,500(税抜)

重量:740g 収納サイズ:φ18×H10cm

ぶっちゃけかなりメジャーです。メジャーすぎて今更記事にするのも引けるぐらいなんだけど、それはただの私の観点なので今クッカーを探している人へ向けて情報を発信したいと思います。

さて、このストームクッカーにはSサイズとLサイズがあるが私がSサイズしか持っていないのでSサイズで紹介していきます。

私が思うに、ストームクッカーは野外調理における

オールインワンクッカーなのである。

私のバイクのボックスにはこいつとマルちゃん正麺が常時入っている。

百聞は一見にしかず 実物を見ていきましょう。

10年ぐらい使っているので汚いがそこは味ということで

収納時

ストームクッカーsの収納時

収納時

直径18cm×高さ10cmということだが、私のはいろいろ詰め込みすぎて若干フライパン(蓋)が浮いてしまっています。重さは740gだが私のは1kgありそう。
これとアルコール(燃料の方だよ)を持っていけば世界中どこででも調理できてしまうのだ!

 

展開

ストームクッカーSの展開時

展開時
  • アルミのソースパンが2個
  • ノンスティック加工されたフライパン(蓋)
  • ケトル
  • マルチディスク(湯きり兼まな板)
  • アルコールストーブ
  • アルミハンドル

これらが収納されています。(ケトルとマルチディスクはオプションアクセサリー)

 

コッヘル(ソースパン)使用時

ストームクッカー使用時

使用時

アルストの台座と風防兼ゴトクを組み合わせる。ゴトクは下向きにします。

あとはアルストをセットして火をつける。SOTOのガストーチとかマッチがあると便利なんだけどここはフェロセリウム棒で着火させるのが漢。

見て分かる通りこの風防が、トランギアのこだわりでもある風に強くを体現しています。アルストは風に弱いのだがこれだけ火を囲っているのでよっぽどの強風下でも消えることはない。

 

せっかく火までつけたのでラーメンでも作ってみましょう。

ストームクッカーでラーメンを作る

御覧の通り円形の乾麺。

マルちゃん正麺の発案者が「ストームカッカーSでも食べやすいように」と思って円形にしてくれたとしか思えない。それか実は愛用者なのかも知れない。どちらにせよ一方ならぬプレゼンをしたことに違いない。

なので割ったりせずに有難くそのままぶちこもう。(四角い乾麺は割らないと入らない。)

 

湯が沸くまではフライパンを被せて置いてもいいし、マルチディスクをはめといてもいい。

ストームクッカー マルチディスク

パスタなんかもドンとこい使用の湯切りできるマルチディスク。

火力調節

火力の調整はアルスト付属の蓋で調整します。

私のは改造して取っ手をつけてあるので上からでも蓋の出し入れがしやすいが、取っ手が無い場合は風防をいったん外してから蓋をします。なので風防は被せるだけでいい。ちょっとなに言ってるかわかんない。今度米を炊いた時に説明します。

ストームクッカー 火力調整



出来上がったらすかさず自作のコージーへ移します。こうすることで熱々のコッヘルも素手で持てるし、保温効果にもなるがこいつのせいで蓋が浮くのである。

ストームクッカー 自作コージー

 

 

フライパン使用時

ゴトクを上向きにします。ノンスティックというあまり聞きなれない加工がしてあるがかなり高性能なのだろう。今まで一度も焦げ付いたことはありません。

ストームクッカー フライパン

 

 

これ3年前の夏なんだけど、チャリで片道90kmかけて御宿という海街まで行った時の画像です。もちろんウィングマンも一緒。

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ケトル使用時

ゴトクは下向きに。トランギアのケトルなのでジャストフィットです。

ストームクッカー ケトル使用時

 

ここまでは一般的な使われ方ですが、ここからはまた一味違った使い方を紹介していきます。

 

ストームクッカー ガス化

ガス化と言っても改造するわけじゃなく、アルストの替わりにガスストーブを使うだけ。ただ、日本では保安基準を満たさないとかなんとかで純正品は売られてないので中華製を使うか、スウェーデンまで買いに走るしかない(笑)

火を扱う物とかで中華製はなんかコワいので

ストームクッカーの純正ガスストーブ

純正にしました。これ欲しさにちょっくらスウェーデンまで行って来た。

うそです2年前にヤフオクで買いました><

 

 

この穴 気になってた人もいるでしょ?私も気になりググってストーブの存在を知ったんだけど

ストームクッカー 台座の穴

 

こう使うための穴だったみたいです。

ストームクッカー ガスストーブ使用

ちなみにこのガスストーブを作っているのはイワタニプリムスなのでプリムスのOD缶でOK。とはいえ、普段CB缶のガスをOD缶に詰め替えて使ってるので外見だけがプリムス缶なのであるw

 

 

ユニフレームのミニロースターを使う

ユニフレームさん狙ったんじゃないの?wと思わざるを得ないほどのシンデレラヒット。

ガスにすると火力の調節が自在になります。

これで餅も焼けるようになるがわざわざ外で焼きませんねw

焼き鳥焼いてみたり、余った米で焼きおにぎりにしたりあるといろいろ楽しめます。

ストームカッカーにユニフレームロースターを使う



この網目の細かい方にすれば弱火で食パンも焼けちゃいます。

ストームクッカー ミニロースター


アルストでもミニロースターは使えないことないけど火力調整が難しいので焦がさないよう注意が必要です。貝類なんかは大丈夫かも。

 

ケトルの中にアルストを入れて収納してマルチディスクとフライパンを被せればスタッキング完了。

ストームクッカー ケトル収納

 

 

やはり浮いてしまうが、付属のストラップっでグイーっと閉めれば問題なし

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ケトルは湯を沸かすだけしか使い道がないので正直無くても困りません。ソースパンで沸かせばオッケーです。

 

終わりに

いかがだったでしょうか。山行はもちろんツーリング時や1人キャンプにはおすすめできます。

一から揃えるとスタッキングで頭を悩ませたりしますがこいつはスタッキングも計算されてますので考える必要も無し。

 

沸かしてよし 炊いてよし 煮てよし 炒めてよし スタッキングよし それでいて食器もいらないストームクッカー。言うことなし!

 

注)断じてステマじゃありませんよ、10年も前から使ってますからね(笑)

 

それではよいアウトドアライフを! 

 

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